日常的に車に乗っている人にとって、ガソリンの残量はいつも気になるものですよね。
ですが、残りのガソリンが少ない時に必ずしも払えるだけのお金を所持しているとは限りません。
そんな時にはどうすればいいのか?その対処法について紹介します。
急遽お金が必要になったときの対処法!至急お金を調達する方法と作り方の注意点
ガソリンもお金もない時の対処法は?
クレジットカードで支払う
もしクレジットカードを持っているならば、クレジットカードで支払うというのが一番の簡単な方法でしょう。
近年では衛生面などの関係からもキャッシュレス化は急速に進んでおり、ガソリンスタンドでも様々な支払方法に対応しています。
普段から給油はクレジットカードで済ませているという人もたくさんいますし、仮に手持ちの現金がなく、また口座の残高が足りていないとしても、クレジットカードならばとりあえずその場では支払いができ、ガソリンの補給は可能です。
友人や家族にお金を貸してもらう
一般的な乗用車であれば、レギュラーガソリンを満タンにしても1万円以内で済むでしょう。
それくらいの金額であれば、手持ちがない場合でも友人や家族に一時的に貸してもらうことも可能ではないでしょうか。
借金というと少し身構えてしまうかもしれませんが、1万円に届かないのであればそれほどの負担にはならず、貸してくれる相手にとっても抵抗は少ないでしょう。
近年ではWEB口座やキャッシュレス決済を利用すればネットを介した送金も簡単になっているので、必要な時にすぐ貸してもらうことも出来ます。
カードローン等で借り入れる
他に借りられる人がない場合には、消費者金融などが扱うカードローンを利用するのも一つの方法です。
大手の消費者金融であれば手続きもWEB上のみで完結し、即日借りることも可能ということがほとんどなので、さほど待たずに必要なだけの額を借りることができます。
心配なのは利息ですが、初めての利用であれば30日間は無利息といったサービスを提供しているところも多く、一時的な借り入れならば、すぐに返せば一切の手数料はかからない場合も多いです。
急にガソリンが無くなった場合はどうすればいい?
JAFに助けてもらう
JAF(日本自動車連盟)は自動車を運転するならば大抵の人は知っているでしょう。
ロードサービスの最大手です。
路上での故障など困ったときにすぐに対応してもらえる頼りがいのある存在ですが、ガス欠にももちろん対応しています。
公表されている連絡先に電話を入れればすぐに駆け付けてもらえます。
ガソリン代は有料になりますが、JAF会員であれば出張費は無料です。
JAF会員でなければ有料ですが、非会員でも連絡をすれば対応してもらえます。
保険会社のロードサービスを利用する
現在、ほとんどの自動車保険ではロードサービスが付帯されています。
細かな内容については様々ですが、基本的にはJAFとほとんど同じと考えていいでしょう。
もしもJAFの会員では無かったり、他のロードサービスを利用したいという場合には、自分の加入している保険会社のロードサービスを利用するのも手です。
ガソリン代は有料になりますが、三井ダイレクトやソニー損保などでは手数料は無料です。
またチューリッヒのようにガス欠には対応していないロードサービスもあるので、事前に確認しておきましょう。
最寄りのガソリンスタンドまで車を動かす
ガス欠で全く車が動かなくなっている場合、移動するには自分で押すしかありませんが、もしもそれほど離れていない場所にガソリンスタンドがあるならば、そこまで何とか移動させてみるのも一つの方法です。
登り坂でなければ大人二人でも動かせます。
ハンドル操作などの問題もあるのでできればこの方法は複数人いる時にしましょう。
また他に動ける車があったり手伝ってもらえる車が見つかったならば、牽引してもらうという方法もあります。
ガソリンスタンドからガソリンを借りてくる
車を動かすのが難しい場合には、ひとまず車を置いてガソリンスタンドまで行き、そこで携行缶などに少量のガソリンを借りて、車に補給してガソリンスタンドまで動けるようにするという方法です。
近年ではガソリンの取り扱いが厳しくなっており、たとえばセルフスタンドではこの方法は使えません。
スタッフのいるガソリンスタンドで事情を説明し、身分や使用目的の確認をした上で専用の携行缶を利用する必要があります。
ボートや農業機器などでは普通に行われていることなので、正しい手順を踏めば大きな問題にはなりません。
ガソリンが無くなりそうな車の特徴
エンプティーランプが点く
ガソリンが無くなりそうな時に最もわかりやすいサインは、目の前のメーター類の中にあるエンプティ―ランプの点灯でしょう。
どの車にも標準装備が義務付けられている機能であり、ガソリンの残量を知るには便利です。
エンプティ―ランプは実際にタンクが完全な空になるよりも早く、全体の10~15%ほどの時点で点灯します。
なので点灯してから50km程度は走り続けることが可能で、その間にガソリンスタンドを探しましょう。
アクセルを踏んでもあまりスピードが出ない
タンク内のガソリンが無くなってくると全体の圧力も下がるため、エンジンへのガソリンの供給量も微量ながら減少していきます。
そのため、たとえばアクセルを強く踏み込んだ時の反応が鈍くなったり、ずっとアクセルを踏んでいてもスピードが上がらない、むしろ下がってくるという現象が起こります。
これがはっきりと認識できるような状態になった時には既にガス欠寸前ということがほとんどなので、それ以前に、少しでも「反応が鈍いと感じることはないか」など注意を払っておくといいでしょう。
振動が増えてくる、いつもとは違う音が聞こえる
先にも述べたようにタンク内のガソリン残量が少なくなるということは、単にタイムリミットが迫るというだけでなく、車そのものの運動能力にも多少関係してきます。
減少していくガソリンの供給量に対してエンジンは性能を維持しようとするため負荷がかかり、その振動が車体全体に伝わるようになります。
また異音というほどではないものの、普段とは異なる音もエンジン音に混ざるようになるのは何らかの異常が起きているサインです。
ガス欠であれば故障や事故などまでには至りませんが、違和感を気にするようにしましょう。
ガソリンがなくなった時は気をつけること
交通の邪魔にならないようにする
ガス欠に限らず車の故障全般に言えますが、動かなくなった車は単なる巨大な障害物であり、車の行き交う道路にそのまま放置するのは非常に危険です。
もしもガス欠を予め感じ取れたならば、車が動けるうちに路肩に寄せておくようにしましょう。
そしてハザードランプを点け、出来るならば発煙筒なども使って停車していることを後方の車に知らせられると良いかもしれません。
また、高速道路上においては、三角表示板の設置など事故を防ぐための手段を講じることは義務となっています。
警察は基本的には関わらない
道路上でトラブルが起きた場合、まずは警察に連絡することを考える人も多いと思いますが、ガス欠に関しては警察に連絡することにあまり意味はありません。
警察はガス欠の対処については行っておらず、もちろんガソリンを持ってきてくれるといったサービスもありません。
ガソリン補給の対処などが必要な場合には先に挙げたようなJAFや保険会社に連絡しましょう。
ただし道路状況や停車位置によって事故が起こりそうな場合や、実際に事故が起きた場合には警察に連絡して対処してもらいましょう。
高速道路でのガス欠、停車は罰金が科される可能性も
高速道路において、無闇な停車は道路交通法に抵触する可能性があります。
高速道路は常に車が高速で行き交う場所であり、ちょっとした障害であってもそれが原因となって大事故につながる恐れがあるためです。
たとえガス欠でも運転者が認識しにくい停車方法などであれば非常に危険であり、違反とされるかもしれません。
その場合の違反点数は2点、罰金は車種によって異なりますが7,000円~12,000円程度となります。
計画的に運転する
ガス欠にならないためには、やはり予めしっかりとした準備をすることと、計画的に行動することが大切だと言えるでしょう。
具体的には出発前にどれくらいガソリンが残っているか確認して出かけること、目的地まで十分なガソリンがあるかどうか意識しておくこと、運転中もこまめにメーターをチェックすることなどが挙げられます。
日本であれば、よほどの地方でない限りは早めに行動すればガス欠になる前にガソリンを補給することは十分可能です。
気をつけてさえいれば、ガス欠で車が止まることはまずないでしょう。
まとめ
急のガス欠というトラブル。
それが予期せぬものだった場合には驚いて慌ててしまうかもしれません。
しかしガス欠そのものは致命的なものではなく、その後の対処によって簡単に復帰できますし、逆に対処の仕方を誤ったせいで必要以上のトラブルになってしまう可能性もあります。
落ち着いた行動を心がけましょう。