ビットコインやイーサリアム、ネムなどの様々な仮想通貨が流通するようになりました。
仮想通貨を投資に使って取引していた際などには、手持ちの仮想通貨を現金化したいと考えることもあるでしょう。
まだ仮想通貨で決済できるリアル店舗はまだまだ少ないことから、支払いの際には現金がないと困ってしまいがちです。
ここでは仮想通貨を日本円にする方法を紹介します。
現金化に適しているタイミングも紹介するので参考にして換金する機会を狙いましょう。
仮想通貨を日本円に即日現金化する方法とは
仮想通貨を日本円にする際は、外貨を日本円にするときのように銀行で取引することはできません。
仮想通貨を現金にする方法として主なものは以下の4つです。
それぞれの方法の特徴をわかりやすく説明するのでどの方法が良いかを考えてみましょう。
仮想通貨取引所を利用する
仮想通貨を日本円にする最も標準的な方法は仮想通貨取引所を利用して、出金手続きをする方法です。
仮想通貨取引所は日本円などの法定通貨と仮想通貨、また、仮想通貨と仮想通貨の売買取引を行えるサービスのことです。
日本円に対応している仮想通貨取引所を利用して、交換をすれば、指定した口座に日本円を振り込んでもらえます。
仮想通貨取引所を使用するときには現在のレートが適用されます。
ビットコインならビットコイン/日本円のレートに従って金額が計算されます。
そして、一般的には出金手数料を負担することになります。
利用する仮想通貨取引所によって手数料が異なるので注意が必要です。
ビットコインATMから出金する
ビットコインについてはATMで出金が可能です。
ただし、日本で利用するのは難しいので注意しましょう。
海外にしかほとんど設置されていないからです。
海外旅行に行ったときについでに出金してくるというやり方になります。
また、ビットコインATMは仮想通貨取引所を利用して出金するよりも、手数料が高いのもデメリットです。
仮想通貨をバンドルカードにチャージして現金化する
仮想通貨によるチャージに対応しているプリペイドカードを使って現金を手に入れる方法もあります。
バンドルカードが代表例として知られています。
バンドルカードは誰でも気軽に発行できるプリペイドカードなので活用してみましょう。
バンドルカードに仮想通貨でチャージをしてもプリペイドカードとして支払いに使用できるだけです。
それで間に合うのなら問題はありませんが、現金でなければならない場合にはもう一つ手続きをする必要があります。
バンドルカードの残高を現金化業者に買い取ってもらう手続きです。
現金化業者によってどのくらいの買取率になるかが異なるので、換金率が高い業者を選んで申し込むようにしましょう。
海外サービスを利用して仮想通貨を入金して現金を出金する
仮想通貨で入金可能な金融系の海外サービスを利用することで現金化することも可能です。
FXやバイナリーオプションなどの投資系の金融サービスでは、法定通貨の代わりに仮想通貨での入金に対応していることがあります。
日本へのサービスを充実させている業者の場合には、口座を開設して仮想通貨で入金した後、残高を日本円で出金することが可能です。
海外サービスの場合には現地通貨やアメリカドルでしか出金できない場合もありますが、さらにその通貨を為替取引で交換すれば日本円を手に入れられます。
入金手数料や出金手数料、日本円で引き出せなかった場合には為替手数料もかかるので注意は必要です。
また、出金に際して一定の残高が必要などの条件がある場合もあるため、気を付けて業者を選びましょう。
仮想通貨を日本円に即日現金化するベストなタイミングとは?
仮想通貨には4通りの現金化の仕方があるのはわかっても、いつ現金化したら良いのかがわからずに悩んでしまう人もいるでしょう。
仮想通貨を日本円にするのにベストなタイミングは現金化の方法によって若干違いがあります。
ここでは様々な状況に応じて、どのようなタイミングを狙うと良いのかを解説します。
現金の調達を急いでいるか、金額的にどのくらい必要かによってもベストタイミングが異なるので、自分にとって最適な選択肢がどれかを考えてみて下さい。
現金が必要なとき
現金が今すぐに必要なときは仮想通貨を日本円にするベストなタイミングです。
仮想通貨で商品やサービスの売買が簡単に行える時代になったとしたら、日本円にすべきかどうかを悩む必要があるでしょう。
しかし、現状としては仮想通貨は投資として取引をする目的でしかあまり利用できません。
現金が必要だと感じられたときに、すぐに日本円に交換して使った方が有益だと考えられます。
ただ、仮想通貨は長期的に見ると価値が上がる傾向があります。
今すぐに現金が必要なわけではない場合には、数か月、数年という単位で持っていると価値が上がり、もっと大きな日本円に換金できる可能性もあるでしょう。
どのくらい現金の調達を急いでいるかによって判断するのが大切です。
日本円と仮想通貨のレートが良いとき
仮想通貨取引所やビットコインATMなどを利用して直接日本円にするときには、レートが良いタイミングがベストです。
同じ金額の仮想通貨でも、レートが高ければ日本円の金額が大きくなるからです。
仮想通貨取引所で日本円を出金するときには、保有している仮想通貨と日本円を現在のレートで交換した後で出金することになります。
仮想通貨と日本円のレートは24時間、土日祝日も含めて刻々と変動しているため、高くなったタイミングで換金することが重要です。
仮想通貨取引をしているトレーダーはテクニカル分析と呼ばれる分析手法を使って高値になるタイミングを予測して売ったり、安値になったと分かったときに買ったりして稼いでいます。
本当にレートが良いタイミングで仮想通貨を日本円にして利益を大きくしたいと思うなら、テクニカル分析を学んでチャレンジしてみても良いでしょう。
バンドルカードの換金率が高いとき
バンドルカードを使って仮想通貨によるチャージをするときにもレートが良い方が大きな額面になります。
それをさらに現金化業者を使って換金しようとしているなら、業者が提示している換金率が高いタイミングが魅力的です。
バンドルカードの換金率はレートに比べると頻繁に上下動するわけではありません。
しかし、需要の変化によって大きく換金率が変動する可能性もあります。
換金率は業者間で差が大きく、キャンペーンによって換金率が上がるときもあります。
換金率アップキャンペーンでは通常よりも5%くらい高く買い取ってくれることもあるため、キャンペーンが実施されているタイミングは狙い目でしょう。
円安になっているとき
レートが良いタイミングを選ぶのと類似した考え方ですが、円安になっているときは仮想通貨を日本円にするのに適しています。
円安のときには仮想通貨と日本円のレートも良いのは確かですが、海外の金融サービスを利用して換金しようとして、一度外貨を経由し、空ければならないときにも有利です。
外貨に比べて日本円が安い状況なので、多額の日本円に交換できます。
仮想通貨の規制が決まりそうなとき
仮想通貨の規制が敷かれる動きがあったときには現金化してしまった方が良いでしょう。
通貨の価値は需要と供給によって決まるのが特徴で、投資家が買えば価値が上がり、売れば価値が下がります。
規制が敷かれて取引や流通に困難が生じるリスクが高いとわかると、多くの投資家が仮想通貨を手放そうとするため、仮想通貨の価値は下落してしまいます。
すると、仮想通貨を売ろうとしてもあまり大きな金額の日本円にならなくなります。
そのため、規制が敷かれる前に仮想通貨を現金化してしまった方が、将来まで持っているよりも大きな金額の日本円になると考えられるのです。
仮想通貨の現金化のまとめ
仮想通貨を現金化するには仮想通貨取引所を使って日本円に交換し、出金手続きをして自分の銀行口座に振り込んでもらうのが一般的な方法です。
仮想通貨として主流なビットコインについては海外ならビットコインATMから引き出すことも可能ですが、日本では設置されていたATMもなくなってしまっているので利用できません。
仮想通貨取引所を使用しないのなら、バンドルカードなどのプリペイドカードにチャージをするか、海外の金融サービスに入金をして現金化する方法もあります。
どの方法でも現金が必要なタイミングで現金化するか、レートが良いタイミングを狙うのが大切です。
現金化を急いでいるか、少しでも金額が大きいのが重要かによって適切なタイミングで現金化をしましょう。