クレジットカード現金化は様々な手法で行われます。
しかし、その手法については具体的な内容が現金化業者の公式サイトを調べても記載されていないことがほとんどです。
そんな現金化の手法の代表的なものとして三点方式が挙げられます。
ただ、この三点方式とは何なのか知らない方は少なくありません。
ここでは、このクレジットカード現金化の手法である三点方式とは何なのかについて、代表的な運用が行われているパチンコ店での例を交えながら、クレジットカード現金化ではどのような手法なのかを紹介します。
聞きなれない言葉かと思いますが、パチンコ店を例に挙げて説明していきますね。
そもそも、三点方式とはどういったもの？
三点方式とは、3者で行う取引のことで、
- 商品を渡す人
- 商品をもらう人
- 商品を買い取る人
で構成される現金化の手法です。
代表的な例がパチンコ店になります。
パチンコ店の例は、
- パチンコ店（商品を渡す人）
- 利用客（商品をもらう人）
- 特殊景品交換所（商品を買い取る人）
の三者で行われます。
利用客はパチンコ店の貸玉機に現金を投入し、パチンコ玉を受け取る。
パチンコ店側は「遊技料金」としてしか玉を提供できません。
この時点では玉を換金する手段は店内にないです。
利用者は台を打ち、出玉を増やします。
ここで店内は完結します。
まだ現金化はありません。
貯まった玉を景品カウンターへ持ち込み、特殊景品を受け取ります。
法律上、店は玉を現金ではなく物品としか交換できません。
景品を手に店を出ます。
ここから先はパチンコ店とは無関係のエリアとなります。
古物商許可を持つ特殊景品交換所で景品を買い取ってもらい、パチンコ利用者は現金を受け取ります。
交換所は買い取った景品をパチンコ店へ卸売りします。
これで景品がパチンコ店に戻り、玉→景品→現金→景品…と循環が完成します。
パチンコ利用者、パチンコ店、景品交換所の三者は、建前上独立しているため、直接換金ではないと主張できます。
景品交換所の多くは、景品の買取をスムーズにおこなえるように、パチンコ店の近くに出店しているという構造です。
また、この方式で逮捕されたことがないため（パチンコ店が直接特殊景品を買い取って摘発された例はある）、現金化の手法として長年行われてきました。
パチンコの場合、景品を専門交換所で現金化しますが、直接の現金授受は避けられています。
クレジットカード現金化の三点方式とは？
では、その三点方式をクレジットカード現金化に当てはめたらどうなるのでしょうか。
ここでの三点は、
- 現金化業者
- クレジットカード会社（利用客）
- 買取業者
によっておこなわれます。
利用客は現金化業者に依頼し、クレジットカードを使って商品を購入します。
そして利用者はその商品を買取業者に転売します。
後日、クレジットカード会社から商品の購入額の請求が来ます。
この方法をとることによって、クレジットカード現金化は貸金業法で違法になることを避けることができるというメリットが生まれます。
多くの場合、クレジットカード会社と買取業者は換金率について一定の決まりを持っている場合があり、利用者の指定した金額で買取を行ってくれるという場合もあります。
また、商品を買う業者と買取業者を全く関係のないものにして、自分で行う三点方式も可能です。
これはブランド店でブランドバックをクレジットカードで購入し、全く関係のない自宅近くのブランド買取店に持っていって現金化するという方法になります。
また、ネットのクレジットカード現金化業者は利用客に業者が指定したサイトで商品を購入してもらい、その商品を利用客が受け取って、その現金化業者に送ると買取をおこない、現金を入金するという方法が取られる場合もあります。
この3者による現金、商品の循環が三点方式です。
これとは別にキャッシュバック方式と言うものもあり、クレジットカード現金化業者が運営するサイトで商品を購入すると、キャッシュバックと言う形で現金が振り込まれるという方法です。
このようにクレジットカードの現金化には三点方式とキャッシュバック方式の主に二つが存在します。
ただ、キャッシュバック方式は現金化業者と利用客（クレジットカード会社）の2者しか存在しない分、ややグレーな取引です。
クレジットカード現金化の三点方式のまとめ
クレジットカード現金化の三点方式は確実な現金化の方法です。
また、商品を一度購入してそれを売却するという手間がかかるものの、貸金業違反にならない現金化の手法でもあります。
つまり、三者が存在することによって、より確実なクレジットカードの現金化が実現できる手法と言えるのではないでしょうか。
クレジットカード現金化をやむなく検討している方はこの三点方式の存在も知っておくことをおすすめします。
